ハイキックガール!

無茶苦茶強い女子高生という設定の映画で、主演の武田梨奈が本当にもの凄い空手の実力でめっさ強い!

ハイキックガール! の監督は西冬彦。
西冬彦が武田梨奈を発掘したのは、柴咲コウ主演の少林少女でエキストラに出ていたのを見てだそうだ。

タイの「マッハ!!!!!!!!」や「チョコレートファイター」のスタッフも武田梨奈には注目しているとか。

本当にすごい運動神経だ。これで演技力も付いてくれば、日本のチャン・ツィイーとして売っていけるのではというぐらいぴかぴか(新しい)

ハイキックガール ストーリー

ストーリーはすごく単純で、強くて強くて戦う相手が欲しくて仕方ない土屋圭(武田梨奈)があちこちで辻斬りよろしく喧嘩を売って回っているが、師匠の松村は、「土屋、お前は弱い!」と言ってちっとも誉めてくれない。

それが不満で、師匠が黒帯をくれないから、黒帯を狩って回るのだと豪語して、今日も道場破りをして回る。

そうこうしていくうちに、「壊し屋」と自称する謎の裏格闘集団からスカウトされるが、実は壊し屋のボスは松村師匠に恨みを持っており…

強さ自慢の圭が、壊し屋にはあっさりボコボコにされ、師匠をおびきだすエサとして使われることになる。

気儘に暴力を振るっていれば、どこかでより強い暴力にやられる。

師匠はそれを危惧していたから、天狗になることを戒めるために黒帯は与えず、型の稽古を厳しくつけていたが…

日本空手協会総本部の師範が師匠役

というありがちな展開ではあるが、武田梨奈も、松村師匠役の中達也もやたらめったらに強くて本物の空手なので、ストーリーがありがちなステレオタイプでも、ひとつひとつのシーンにすごく説得力がある。

この師匠役の人、なんでこんなに強いのかと思ったら、日本空手協会総本部の師範だそうだ。マジ本物の空手でした。


作中、強けりゃ偉いという圭は行き着くところまでいって、暴力集団である壊し屋に行き着いてしまう。

壊し屋よりもさらに強い松村師匠は、暴力を振るうことには否定的。とは言っても、壊し屋とは戦うことになる。


では何が暴力で、何だったら武になるのか?
というのは、暴力と武をそれぞれナマで見ればすぐに分かることではあるが、言葉にして説明するのは難しい。




自分が勝っている時は、自分が使っているのは正しい暴力で正義。西洋はよくそういうことを言う。

自分が負けている時は、暴力反対、いかなる暴力にも正義はないと言う。日本にはありがちな話。


ただそれだけのこと。暴力に正しいも悪いもなく、単に強いか弱いかだけ。要するに弱肉強食ということで、人間もそこらの畜生と大して変わりはない。

人間の場合は社会的動物なので、個体の腕力の強い弱いよりも、多数派かどうかの方が重要になる。

現代日本人は、世界的に見てまったく暴力的でないように見えるが、長いものに巻かれることを好み、スルー攻撃を多用するという点では、かなり暴力的だとも言える。




「戈」を止めると書いて「武」という字になる。では防御的な力ならば暴力ではないのかというと、それも微妙な気がする。


自分自身の戈を止める自制心

思うに武とは、敵の戈を止めることのみではなく、自分自身の戈を止める自制心も含んでいるのではないかと思える。

敵の戈から身を守るだけではなく、自らの戈が周囲の人々を傷つけないようにする配慮が武ではと。

故に松村師匠は、圭には武がなく、(心が)弱いと叱ったのではないかと。
ハイキックガールで使っていた www.whitening-cosmetics.net

という風に書くと難しい映画のように聞こえるが、実際にはすごく単純なアクション映画なので、武田梨奈の華麗なアクションを楽しむのが吉です☆

武の精神は日本固有のものかは知らないが、礼に始まり礼に終わるのが武道。道がつくものはたいていそういうものだ。